HSPの看護師にとっては入退院や術前後の患者様の管理、急変対応など忙しない急性期病棟はより多くのストレスがかかる職場と言えます。
私はHSP気質の看護師ですが、外科病棟に4年間勤めていました。
受け持ち患者は10人ほどで、毎日2~3人は手術予定の患者様です。また、予定の入退院だけでなく緊急入院もあるため、朝から病棟を走り回るのは日常でしたね。

朝から頭も体もフル回転で、気づいたら定時になっていることはしょっちゅうです。
また、忙しいことに加えて、HSPの場合患者様だけでなくスタッフの顔色も気になるので、全てのことを気にしすぎて疲れてしまうのです。
つまり、HSPの看護師にとって忙しない急性期病棟は様々な人の感情を感じるため、仕事以外の重圧も感じてしまい、よりストレスがかかる職場と言えます。
この記事では、HSPの看護師が辛いと思う瞬間や急性期病棟で働くメリットやデメリット、何科が向いているのかを紹介します。
- 日々気疲れしている人
- 人より疲れやすいと感じている人
- HSPの看護師で何科が向いているのか知りたい人
- HSP気質を上手く使って働きたい人
HSPの看護師は急性期に向いてないが学びは深い

HSPの看護師が急性期で働く場合、忙しさに加えてより多くのことを深く考えてしまうため体や心が疲れやすいです。
しかし、急性期では看護技術や観察ポイント、急変時の対応など看護師に必要なことが多く学べる場所でもあるため学びは深まりますよ!
私は新人から4年間急性期病棟で働きましたが、その時の学びは今の私に欠かせないものとなっています。
例えば、手術前後の看護については急性期でしか学べない領域です。
どんな手術をしたのか、どのような経過を辿るのかを実際にみてきたからこそ分かる事も沢山ありますよ!

急性期で経験したことは、看護人生を支えてくれると言っても過言ではありません!
つまり、HSPの看護師が今後の看護師人生をより良く過ごしていくための知識や経験が急性期病棟にあるのですね。
しかし、そうは言ってもHSPの私は毎日疲れ切っていたのも事実です。実際4年以上急性期病棟で働けずに辞めたのですからね。
では、HSPの看護師が働いて辛いと感じる瞬間を実際に経験した中で紹介して行きます。
HSPの看護師が辛いと思う瞬間4選を紹介

HSPの特性を持つ方は、「不規則な生活」「常にプレッシャーで緊張状態」「人の目を気にしすぎる」「他人の感情が移る」「自分のペースで仕事できない」ことが大きなストレスになります。
特に看護師はシフト制の所が多い上に、命と向き合う仕事のため責任は重いですよね。
また、患者さんやその家族だけでなく、同じチームスタッフとの連携も欠かせないため自分のペースで仕事するのはとても難しいのです。

処置やオペ出し、トイレ介助などが同時に重なった時は思考が数秒止まります。
では実際にHSPの特性を持つ私が辛いと感じたことを5つ紹介しますね。
残業だけでなく前残業もあるため疲れが取れない

急性期病棟の看護師は、急な症状変化の対応や緊急入院など予定外の仕事がの職種なので、残業は当たり前です。
また、毎日の治療が違うため早めに出勤し情報収集や準備が必要です。定時時間になっても記録やオペ準備など後回しした業務や緊急入院の対応などがあり帰れません。
そのため必然的に勤務時間が長くなり疲れやすいのです。
私が急性期で働いていた頃は、朝7時に出勤し情報収集や準備、20時頃に帰宅の毎日でしたよ。夜勤の日も15時30分には病棟で情報収集してましたね。
加えて前残業は無償です。多くの看護師さんは当たり前と思って日々頑張っていると思うとせめて賃金は発生してほしいものです。

ちなみに日勤は8時30分から17時30分、夜勤は17時から9時までの勤務です。
長時間労働は誰でも辛いと思う要因の1つだと思いますが、HSPの特性を持つ看護師は切り替えが上手くできないこともあり、よりストレスを感じやすいのです。

家に帰っても色々考えてしまい心が休まらない上に、連勤だとずっと仕事モードの時もありましたね‥
このことからHSPの看護師は残業が多い場合、体だけでなく心も疲れてしまうため、疲労が蓄積しストレスがかかってしまうのです。
常に緊張状態で仕事中は心から笑えない

仕事中は常に命を扱っている責任を感じていたため、スタッフや患者さんのちょっとした冗談も笑えないほどの緊張状態で日々過ごしていました。

患者様に「あなた大丈夫?ちょっと一息ついてみて」と心配されたことも数知れずです。
特に術後患者さんの観察やケモなどの対応をしている時は、頻回に訪室したりバイタルサイン値や尿量、出血量など見る必要があるので気が抜けませんね。
また、指示変更も多いので常にDrからの指示を確認しなければいけません。
そのため、勤務中は常に緊張状態なので笑うことができないのです。
今では、患者さんにセクハラをされても「1回5万円ですよ」と軽快なトークで返せるようにになりましたが、急性期病棟では触られていることも気づかないほど必死でしたね。
とてつもない責任感で必死に働いていたあの頃の私、本当に偉いです。
他人の感情が分かってしまい気にし過ぎて辛い

HSPの看護師は患者さんだけでなく、その時のスタッフの感情も分かるためその人の機嫌に自分自身の感情を左右されてしまうので疲れてしまいます。
私が勤務していた急性期病院ではPNSでした。PNSとは2人の看護師で10人の受け持ち患者さんをケアする仕組みです。
PNSは相談しながらケアや判断ができるのでミスにつながりにくいというメリットがあります。
しかしペアのNsによっては、Nsコールを全然取らない人や面倒な業務はしない人、なぜか情報共有をしない人などがいてデメリットもありましたよ。
HSP気質の私にとっては、命を扱う責任と共にペアNsの機嫌を損ねないように必死になり、より疲れてしまうことが辛かったです。

今では、「他人に興味を持たない」という究極の自己暗示のおかげでなんでも大丈夫になりました。
しかし、職場の人間関係が良い場合はこのような悩みは発生しないので、急性期でも人間関係良好だと問題にはならないですよ!
また、もう1つの方法として「他人のバックグラウンドを理解する」のもストレス軽減につながりますよ!
私はこの技を緩和ケア病棟で学びました。また別記事でまとめますので楽しみにされていて下さいね。
自分のペースで仕事ができない

これは看護師として当たり前なのですが、急変や急な処置はもちろんのこと、患者さんのペースで動かざる得ないのはHSP気質の方にはストレスを感じやすいのです。
医療現場は急な対応は当たり前なので、看護師として働きたいのなら慣れるしかないとしか言えませんね。
私も最初はパニックになりましたが、段々と数をこなしてくると「もう記録は諦めよう」とケア一択で覚悟を決めることもしばしばです。

業務が終わってから記録を書くので残業は当たり前の状況です‥
このことから、看護師として働く場合は自分のペースで働けないことに覚悟を決めて働くことをおすすめします。
HSPの看護師は何科が向いてるのか徹底検証!

HSPの看護師は、自分の時間がある程度確保できる科が適職だといえます。
急性期のように忙しなく働くより、ある程度自分のペースでケアできる環境が働きやすいですよ。

療養型やリハビリ病院、デイサービスなどもおすすめです。
また、HSPの看護師は「人の感情に左右される」特徴があります。
言い換えると「人の感情が分かる」のです。上手く使えば仕事に活かせる能力なのです!
また、看護師を職業として選択した方は人のために働きたいという気持ちが強いですよね。
HSPのメリットを活用できる科があります!それは「緩和ケア病棟」です。
私は緩和ケア病棟にも勤めましたが、患者さんやその家族さんの感情が分かるので「今日は無理して笑っている感じがするから話聞いてみよう」など気持ちを隠す方に気づくことができるのです。
その気づきがケアにつながることは多々ありましたね。
また、緩和ケアはチームで動きます。ひとつのことを時間をかけて皆で話し合うことが当たり前なのです。
例え違う価値観でも「その人のためにはどうしたらいいのか」が根本的な考え方なので、派閥ができるなんてこともなかったのです。
つまり、HSPの看護師は特性をメリットに変えて働ける科や時間が確保できる環境がおすすめですよ!
まとめ

- HSPの看護師は急性期に向いてないが看護技術や観察ポイント、急変時の対応など看護師に必要なことが多く学べる場所でもあるため学びは深まる
- HSPの特性を持つ方は、「不規則な生活」「常にプレッシャーで緊張状態」「人の目を気にしすぎる」「他人の感情が移る」「自分のペースで仕事できない」ことが大きなストレスになる
- HSPの看護師は、急性期のように忙しなく働くより、ある程度自分のペースでケアできる環境が働きやすいといえる
- HSPの看護師は、ストレスを減らして特性を活かせる療養型やリハビリ病院、緩和ケア病棟、デイサービスがおすすめである。
私はHSP気質を持ちながら急性期病棟で4年間働き、学びはとても多かったのですが、ずっと続けるのは身体的にも精神的にも辛いと思い辞めました。
しかし、看護師として働く上で急性期病棟で学んだことは自分の財産になっています。
このことから、HSPの看護師が急性期で働く場合は期間や何を学びたいのかを決めて働くとより自分のためになりますよ!
ぜひ、あなたもHSPの特性を理解してより働きやすい選択をされて下さいね。
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